やはりドイツ人

今日も、ギタリストという妙な人種にしか解らぬ話題で恐縮だが・・・

ドイツ在住時に、ステージ上でアンプとエフェクターをコントロールする為のMIDIペダル・ボードを購入し、約20年経った今でも愛用している。

ドイツ製の、EXEFというブランドのペダルで、日本には殆ど輸入されていない。今では色々なメーカーからMIDIペダルが販売されているが、自分のステージでのニーズを考えると、未だこのペダルを上回るものに出会っていない(詳しくはITANI OFFICIAL WEBの「GEAR」ページを参照)。

exef mapper

このペダルには、プログラミングした内容を記憶する為に、ニッケル水素電池(携帯電話に使われているような電池と似たようなもの)が使われている。これがさすがに20年経つとヘタってきたようで、電源から外すとメモリーが消去されてしまう(つまり、初期化されてしまう)という問題が生じてきた。

ところがこのペダルのバッテリー、多くの日本製品のように差し込み式ではなく、しっかりとハンダで固定されている。いかにもドイツ人のやりそうなことだ。どんなにショックを与えても外れないように、ということなのだろう。電池の種類も日本ではなかなか見当たらないもので、仕方がなく直接メーカーに問い合わせることにした。

実は、1997年に帰国した際、このメーカーのオーナーには世話になっている。ペダルを日本で使えるよう、電源トランスをドイツの220Vから100V使用に改造してくれるようお願いしたのだ。その時は、ドイツ人らしからぬサービス精神(!?)で快く改造を受け持ってくれたので、今回も助けて貰えないか問い合わせてみたところ、バッテリーを送ってくれるとの返事を貰うことができた。

但し「クレジットカードは使えない」とのこと。おいおい、今の時代にメーカーがカード拒否なんて・・日本から振り込みを行なえば、とんでもない手数料が掛かる。すったもんだの末、ドイツ在住の知人に頼んで、必要なコストを振り込んで貰うことに。

その旨をメーカーのオーナーに打診すると、「あんたは正直な人だと思われるので、金が届く前に部品は発送してやる」。

なんで上から目線なんだ・・・この辺はやはり典型的なドイツ人だな。


ということで、本日バッテリーが到着。苦手なハンダ付けも何とか無事こなし、これでペダル復活・・・のはず。

下の写真は、取り替えたメモリー用バッテリー。横の携帯電話と比較すると、如何に小さいかが分かる。

mapper accu

こんなものの為に1週間以上も大騒ぎになってしまった。頼むから、また20年は動いてくれよ・・・

音楽の真髄

毎年恒例の、音楽学校の合宿セミナーに参加してきた。

越後湯沢にある素晴らしいホテルに3日間滞在し、講師のワークショップやライブ、そして生徒達も演奏を披露するという盛り沢山な内容。環境に恵まれた、本当に楽しく過ごせる合宿所だ。

Sierra

個人的には、合宿所の食事が旨い(←結構重要)。この3日間の後、決まってダイエットが必要となってくる。

Sem.dining

初日は、我々講師のワークショップ及びセッション・ライブ。「セッション」とはいえ、講師陣の一部は大先輩のミュージシャンだから、全力投球で演奏しないと何が起こるかわからない(←どういう意味だ?)。

結果、ステージはかなり盛り上がって楽しく演奏することが出来た。今回はスタッフにお願いして、動画も少し撮って貰ったので、後日ウェブで紹介できるかもしれない。

下の写真は、今回参加した講師陣:

Sem.teachers

右から水上聖(G)、樋沢達彦(B)、樋口晶之(Ds)、大塚彩子(Kb)、Saltie(Vo、ゲスト)、ITANI(敬称略)。Saltieは学校の卒業生で、現在は若手プロとして活躍中だ。


2日目は生徒達のパフォーマンス。元気に暴れる(?)姿が印象的だった。

Sem.stud.

下は、2日目の夜に撮った、学校の事務局長の写真。笑顔だが、若干お疲れのご様子・・・

gen.man.

「たかが」合宿のライブとはいえ、音響などは本格的。贅沢だ。

Sem.PA


今回の合宿では、ライブが終了したアフターアワーで、先輩講師との会話が充実していた。自分もかなりの年月、この仕事を行っているつもりだが、やはりキャリアの差は歴然。深夜まで音楽・演奏についての真髄を語って貰い、まるで自分がセミナーを受けているのではと思うほど勉強になった。


まだまだこれからだ、自分も。

個人練習


訳あって、久し振りに個人練習の為スタジオに入った。

レッスンやバンド・リハの為にスタジオ入りすることはあっても、個人練習の為に利用するのは本当に久し振り。前回がいつだったかを全く覚えていないほどだ。馴染みのスタジオのスタッフも「へぇ〜、ITANIが個人練習ね・・・」といったリアクションだった。

借りた部屋に、たまたまMarshallのスタック・アンプとMESAのRectifierスタックが用意されていたので(ギター・マニアの話で失礼)、練習そっちのけで(←ダメだろ)弾き比べてみることにした。

うーん、やはり自分にはMarshallのほうがしっくりとくる。MESAのアンプは、一昔前のMESA/Boogie Markシリーズや、自分も所有しているCalberシリーズならともかく、レクチファイヤーはどうも馴染めない。

はっきり言って、Marshallと比べてRectifierのほうが「高価な」サウンドがする。目隠しして聴き比べたら、明らかにレクチのほうが高いアンプに聴こえるだろう。ある意味、実用車をフェラーリやアストン・マーチンと比較しているようなものだ。判り辛いか。

ではなぜ馴染めないか。たぶん、自分の演奏したい内容にそぐわないからだろう。フェラーリで制限速度の無い、だだっ広いアウトバーンをスッ飛ばすのは快感だろうが、近所の狭いスーパーに日々買い物に行かなければならない時にはただただ不便なだけだろう。

レクチファイアーのサウンドに、そのような「不便さ」を感じてしまうのは自分だけだろうか。


というか、俺のプレイは実用車レベルなのか・・・?

とにかく忙しく・・・


怒涛の(?)2週間がようやく終わろうとしている。

レッスンなど通常の仕事に加えて、ここしばらくの間、色々なミュージシャンとのミーティングや打ち合わせが多かった。皆、メジャーなシーンで活躍してきている多忙なアーティストばかりで、夜のレッスンが終わってから深夜にミーティングを行なうこともしばしば。かといって、翌日の朝ゆっくりと寝ることもできず・・・寝不足が続いている始末。

とはいえ、濃い内容のミーティングばかりなので、今後の発展が楽しみだ。ここ数ヶ月間、主にレッスンに集中していたので、このような出会いは大いに刺激になる。


それとは別に、音楽学校の合宿セミナーも近付いてきた。また忙しくなるが、ここでも先輩ミュージシャンとのステージが予定されている。楽しみだ。

早めに手を打っておけば・・・


以前から調子の悪かった自宅のビデオデッキが、ついにオシャカになってしまったようだ。テープの早送りや巻き戻しが出来なくなり、再生しようとすると止まってしまい、しかも勝手に電源がオフになってしまう。早い話、ものの見事に何も出来ない状態。まぁ、10年以上使ってきたデッキなので、壊れても仕方がないといえばそうなのだが・・・

今の時代にまだビデオかい、と突っ込まれそうだが、もちろんDVDデッキなども所有している。が、このビデオデッキ、実はNTSCとPALシステム共用のデッキなのだ。

日本のビデオシステム「NTSC」と異なり、ヨーロッパでは「PAL」というシステムが使われている。その為、ヨーロッパで録画したビデオは、通常の日本のビデオデッキでは再生することが出来ない。

1997年にドイツから帰国した際に、40-50本の音楽ビデオを持って帰ってきて、これを観る為にわざわざ両システム兼用のデッキを購入した。ドイツでは、テレビ局の「文化系予算枠」が比較的多く、ジャズやロックのライブ映像を数多く放映する。それを全て録画して持ってきたのだ。

いずれは全部、DVDにでもダビングして保存しなければ、と考えていた矢先のこと。これで映像資料、全てパーになったか。

あーあ・・・

創造力は誰でも

所用にて、朝の6時に起きて都内へ。夜は23:00時までレッスン。午後は予定なし。誰だ、こんなスケジュールを組んだのは(←お前だ)。

生徒の一人が、無理な練習が祟って腱鞘炎を患ってしまったとのこと。腱鞘炎はダメ(当たり前)。ギタリスト人生の命取りになりかねない。可能な限り治していくと同時に、炎症を再発しないような演奏テクニックを身に付けていくことが不可欠だ。

「演奏の90%はテクニックだ」。ある有名なギタリストが言った言葉だが、これは間違っても早弾きのことなどではない。ミュージシャンたるもの、ほぼ確実に全員が「創造力」を持っている。問題は、それを全て発揮する為に必要な技術が伴わない場合だ。

自分の出したいニュアンス、音色、フレージング、リズムとグルーヴはもちろん、弾きたいスケールやコードが自由に再現できるテクニック、そして、自分の表現したい内容を無理なく音に表せるテクニック。これらが具わっていなければ、幾ら創造力に満ち溢れていても、それをリスナーが耳にすることはない。

10%の創造力は、ほぼ誰でも持っていると考えて良いだろう。90%の練習は、その「10%」を「100%」発揮する為の道なのではないだろうか。

巡り合い


都内で、某先輩ミュージシャンとミーティング。大変有意義な話し合いだったが、車での移動だったこともあり、半日を費やすこととなってしまった。

以前にも書いたように思うが、若い頃にある先輩が「いいか、プロ・ミュージシャンの仕事のメインは『移動』することと『待つ』ことだ。覚えておけ」と言われたことがある。最近は、これに『ミーティング』が加わってきたような気もする・・・たぶん、今日お会いした先輩も同じ気分だろうが。

しかし、ここしばらくは色々と新しいミュージシャンを知り合える時期でもあるので、巡り合いを大切にして今後に発展させていきたいと思う。


もっともっとギターを弾きたいし・・・

色っぽい・・・?

今日は樋沢達彦氏(B)主催のセッション・デーの為に、三島市のライブバー「Harry's Last Chance」へ。最近、樋沢氏に誘われて毎回ホイホイと参加しているが、地元の方々には相当ヒマだと思われているのではないだろうか。実際、日曜日はヒマなことが多いし・・・ミュージシャンらしからぬ生活だな、これでは。

生憎お天気が悪く、一時は雷雨だったこともあり、セッションの参加者数は若干少なめだったが、オーナー原田氏の優しい気配りで大変楽しいイベントとなった。ダントツに迫力があったのはいつもの如く樋沢氏。

ht-b

自分自身も何曲かに参加して、弾いてはいけない曲まで弾いてしまい(←どんな曲だ?)・・・次回からはもう少し控えめな登場を心掛けることにしよう。


下の写真は、Harry'sに置いてあったウイスキー。さすが富士山のふもと、三島ならでは。

f-w

・・・とはいえ、自分は酒を飲まないので、これが三島の特産かどうかは全く判らず(ならコメントするな)。

もう1枚は、Harry'sの看板。まるで色っぽいお店のような雰囲気だが、店内は硬派の(?)ライブバーだ。

hlc


原田さん、今回も多々お世話になりました。また次回も宜しくお願い致します。

やっぱり・・・?

80年代半ばより、メイン・ギターに「EMG」というメーカーのピックアップを取り付けている。

各ピックアップに小さなプリアンプが内蔵されており、バッテリーを使って作動するという、当時としてはかなり画期的な構造だった。ノイズが少なくて各弦の音量バランスが良く、複数のエフェクターを通しても音質劣化が余りないことから、リリ-スされた当時はスタジオ・ギタリストやサポート・ギタリストなど「職人系」に爆発的な人気があった。

mig-emg

音の「抜け」や「バランス」に優れている反面、所謂「ダーティー」や「ブルージー」などといわれるサウンドが得られ難いとされており、全く受け付けないギタリストも多いようだ。

過去20年以上の間に、世界のギター・サウンドにも流行り廃りが見られたが、僕は未だにEMGピックアップが付いているギターだと安心して演奏が出来る気がする。使い始めてもう25年を超えている。すっかりと体が(耳が)馴染んでいるのだろう。

mig-emg b

ところで、僕が教えている音楽学校では今、EMGピックアップが一部の生徒達の間で密かな「ブーム」になっているのだという(←本当か?)。まだ少数派とのことだが、これから「EMGを広める会」を作って(←どんな会だ)、普及活動に力を入れていくそうだ。EMGは宗教か。


ちなみに、今の時代ではEMGのメイン・ユーザーはハードロックやヘヴィ・メタル系のギタリスト達だという。

「やっぱりITANIはそっち系か」とか言うなよ・・・

やっと納品


昨5/14にも書いたが、知人の依頼でとある曲を、色々なスタイルにアレンジするという作業を行なってきた。昨日、これをようやく納品したところ、なかなかの好評をいただけたようで一安心。

こう見えても一応(?)音楽講師も務めているので、様々なジャンルの知識はある程度持っていて当然としても、同じ曲をハードなロックからジャズやラテンにまでアレンジしていくのは、思っていたより時間が掛かってしまった。

作業の途中でパソコンがフリーズしたりと、若干の問題もあってなかなかスリリング(?)な仕事だったりしたが。


誰だ、WindowsよりMacintoshのほうが安定していると言っていたヤツは・・・
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