ミテヨコハマ??・・・「わかっている人」になるために (レッスンのあれやこれやシリーズ)

 

 冒頭からいきなり音楽とは別の話で恐縮ですが(後半では本題に繋がっていくはずなので・・・)、スーパー等で売っている「シャウエッセン」というソーセージがあります。自分もちょくちょく買うのですが、商品名には未だに馴染めない。恐らく「ソーセージ=ドイツ」という発想から、「ドイツ風」の名前を付けたのでしょうが、僕は30年以上ドイツで暮らしていて「Schauessen」という単語を聞いたことがありません。但し、コンマを入れて「Schau, Essen」とすれば、何とか意味を成す表現にはなります:

 

Schau」とはドイツ語で「ほら、ご覧」という意味です。「Essen」には二つの解釈があり、一つには「食事」、もう一つは「エッセン」という市の名前です。つまり、「Schau, Essen」と2語にすれば「ほら、ご覧、食事だよ」もしくは「ほら、ご覧、エッセン市だよ」といった意味に捉えることが出来ます。例えば、湾岸をドライブしていて「見て、横浜だ!」と言っているような感じでしょうか。でも「Schauessen」と表記されると、まるでドイツのスーパーで「ミテゴハン」「ミテヨコハマ」という名の日本フードが販売されているようで違和感があります。 

(^^;) 

ひょっとすると、ドイツ語を良く解さない誰かが、商品を「これでドイツ風の名前になるでしょ」とネーミングしたのかもしれません。でも、本場のドイツ人やドイツ語を解する人から見れば「ちょっと勘違いしていない?」となるのではないでしょうか。

 

 

たまにですが、音楽の世界でも似たようなことを経験します。以前、ヘヴィメタル一辺倒のギタリストから「最近はジャズも聴いているんですよ!」と紹介されたアルバムは、聴いてみると生粋のソウル・ミュージックでした。恐らく、歪まないリズム・ギターでいわゆる「テンション・コード」が鳴らされていることで、「ジャズ風」との勘違いが生じたのではないかと思います。ほぼ70年代までのポップスしか知らない方(僕の年代にはそういった方もおられます)から「ヘヴィメタルって、ボン・ジョヴィみたいなバンドのことでしょ?」と言われたこともあります(これは、歪みのギターと革ジャンのイメージが原因かな・・?)。両方とも、「良くわからないけれども、何となくそれっぽく聴こえる」という思い込みからの発言ではないかと推測されます。でも、もしこれが一般のリスナーではなく現役のミュージシャンの発言となると、そのジャンルに精通している人から「そんなこともわからずに音楽やっているの?」と思われかねません。

 

 

冒頭にて述べた外国語の勘違いや理解不足は、時間を掛けてその言語を学ばないとなかなか克服できない問題かもしれませんが、音楽ジャンルの名称、その違いや代表アーティストなどは、ほんの少しだけ時間を割いて情報サイトなどで調べればすぐに判明します。様々なジャンルをより良く理解することで音楽の視野を広げ、新たな刺激や知識を吸収していくことは、確実に自身の演奏スキルを成熟させることにも繋がります。特定のジャンルをしっかりと理解して演奏すれば、そのミュージシャンはレベルを問わずに「わかっている人だな〜」と遥かに認められるようになることでしょう。

 

 

ちなみに、「R&B」をJ-ポップスから生まれたジャンルだと思い込んでいた人に出会ったこともあります。もちろん、R&B(リズム・アンド・ブルース)はアメリカの黒人音楽の中から生まれてきたジャンルです。

参考までに、代表的な黒人音楽であるソウルやファンクなどの、バッキング・ギターのヴァリエーションをご紹介します。色々と使い分けが出来ると、演奏していて楽しいものです。

 

映像ではシブい顔して弾いておりますが、これは集中しているからです。心の中では思い切り笑顔で楽しんでいます(←誰もわからん)

 

その他の紹介動画も、以下のサイトよりご覧いただけます。

 

 

プレイヤー一人ひとりの、音楽に対する理解が深まり、結果として皆でシーン全体を盛り上げていければ最高ですね。

 

 

このテーマに関する質問や疑問などあれば、ITANI OFFICIAL WEBの「お問い合わせ」よりお気軽にご一報ください。 

 

 


「お行儀よく練習しても身に付かない・・・?」(レッスンのあれやこれやシリーズ)

 

ギター・レッスンを行なう際に、その形態やカリキュラムの進め方は様々です。その一番の理由は、生徒さんの個性や受け止め方が一人ひとり異なることにあると思っています。

 

最近、ある生徒さんのリクエストで、生徒さんお気に入りのブルース・ナンバーを譜面に起こして一緒に練習するというプログラムを始めました。

 

「ブルースを譜面にする?何で?」と思われる方も多いと思います。確かに、有名なブルースの先人たちは譜面が読めないどころか、レッスンさえ受けたこともないギタリストたちが大半です。「ブルースは耳で、フィーリングで感じるもの。譜面を使ってお行儀よく練習したって、ブルースは身につかねーよ」と言う人の気持ちもわかります。

 

でも長年レッスンを行なっていると、人は千差万別であることを実感するようになります。同じ「理解する」「練習する」「マスターする」でも、各々に適している過程は驚くほど多様なのです。

 

例えば、僕も幾度か共演したことのある知り合いのミュージシャンに、音を色彩感覚でイメージできるという、稀な能力を持つギタリストがいます。また、音楽の流れを幾何学模様のように感じるという人もいます(←自分はこのタイプにちょっと近いかも・・)。音楽の捉え方そのものに根本的な違いがあるこの二つのタイプで、演奏スキルを習得する手法やプロセスが全く同じとは考えづらいのではないでしょうか。

 

音楽とはちょっと別の話になりますが、「文書が苦手で、本や雑誌を読んでいても、途中から内容が頭に入らなくなってくる」という方を知っています。でも、この方は「数学の方程式などは幾らでも集中して解ける」というタイプです。この方が物事に取り組む際に、いわゆる「文系」の人とは異なる手法を用いるであろうことは想像に難くありません。

 

ミュージシャンも人によってタイプが異なり、それに合わせた習得方法を選べば驚くほど上達するようになります。

 

冒頭で紹介した生徒さんは元々メタラーで、ブルースに興味はあったものの「どうしてもブルージーなプレイにならない」が悩みのようでした。ところが譜面を使いブルース・プレイのニュアンスを「見やすく」したことで、この生徒さんの場合ではどんどんブルージーなプレイがこなせるようになっただけではなく、それに伴い耳も「肥えて」きたため、今では有名なブルース・ギタリストの演奏ニュアンスを、自らの耳でもコピーできるようになり始めています。つまり、ほんの少しの回り道を経て「ブルースは耳で感じるもの」に辿り着けているのです。

 

スラッシュメタル「限定」だった生徒さんが、今では他のジャンルも理解し、演奏している時に見せる「頑張れば自分にも出来る!」という充実した表情が、レッスンの醍醐味ではないかと感じています。  

 

「楽器をマスターする」過程に先入観は禁物。悩んだ時には、出来るだけ様々な経験者に相談すべきかもしれません。

 

固定観念を捨てて、練習や研究に取り組むと、今まで見えていなかった新しい世界が開けることがあります。ぜひトライしてみてはいかがでしょうか・・・

(^^)  

 

 

 

・・・と語る自分が、忙しくて練習時間が取れておらん。先ずはオレが頑張らんと・・・

(・・;

 

 

このテーマに関する質問や疑問などあれば、ITANI OFFICIAL WEBの「お問い合わせ」よりお気軽にご一報ください。 

 


コピーって、何のためにするの?(レッスンのあれやこれやシリーズ)

 

最近、たまたま複数人の生徒さんから「他のギタリストをコピーすると、より早く上達しますか?」「コピーの意義を教えてほしい」「耳でコピーしなくとも、スコアブックや動画サイトで弾き方をチェックしても同じことではないか?」などの質問を相次いで受けました。ちょうど良いきっかけかもしれないので、今回は「コピー」について少しだけ記したいと思います。いつも通り、全くの主観で書いていますのでご容赦を・・・

 

 

ギタリストが他の(多くの場合は有名な)ギタリストの曲、奏法、フレーズ、ソロやバッキングなどをコピーすることはよくあるようですが、コピーをする動機は人によって様々ではないかと思います。

 

  • 憧れのギタリストの真似をしたい(←どんどん楽しみましょう)
  • 友達や知り合いに弾いて見せて自慢したい(←思い切りかましてやりましょう)
  • 動画サイトなどに投稿して、「いいね!」をたくさんもらいたい(←見せつけてやりましょう)

 

音楽のやり方に絶対的なルールはありません。自分の基準や価値観で好きな内容を好きなようにコピーして、自分自身で満足していればそれで幸せだと言えるのではないでしょうか。

 

 

但し、たった一つのフレーズや楽曲をコピーするだけでも、それを通じて自身のスキルアップを最大限に図りたいという場合には、幾つかの具体的な取り組み方により、ミュージシャンとしてより早く成長することが可能となります。そのためには、

 

1. 出来る限り自分の耳でコピーする

慣れない人には大変な作業となる場合がありますが、可能な限りスコアブックや動画サイトを使わずに、自分の音感のみを頼りにコピーすることは、自身のスキルアップに想像以上に貢献します。演奏に大切、いや不可欠な音感が鍛えられる(馴染むと、コピーもどんどん楽になってきます)だけではありません。対象のギタリストの細かなニュアンスや表現法などを、動画サイトなどでいわば「カンニングする」より遥かに体感・吸収でき、更にその表現法を自身のプレイ・スタイルに消化して全く新たな世界をクリエイトすることも可能となります。「耳でコピーするとなかなか弾けねーから動画サイト使ってんだろーが」と言わずに、時間を掛けて根気よくトライすると、単なる曲やフレーズのコピーを遥かに上回る能力が身に付くことは確実です。

 

2. 「自分の運指」を模索する

動画サイトやスコアブック(特にタブ譜付き)を見ながらコピーすると、どうして運指の「正解」が示されてしまいます。でも、ギタリストの指や手の大きさ、長さや形状は人によって全く異なります。それにも拘らず、全員が同じ運指でも本当に「正解」なのでしょうか。僕が好きなアメリカのジャズ・ピアニスト、チック・コリアが率いる「Elektrik Band」という、超絶テクニシャンの集合体のようなバンドがあります。このバンドの初代ギタリストはスコット・ヘンダーソン。彼の後任はフランク・ギャンバレというギタリストです。この二人は同じ曲を弾いていても、運指が全く異なります。そして、以前に僕自身がその曲に取り組んだ際に、またこの二人とは全く別の運指で弾いていることに気付いたことがあります。耳でコピーしていくと試行錯誤はあると思いますが、最終的には自分に最もフィットしたアプローチを習得できる可能性が高いのではないでしょうか。

 

3. ギター・パート以外も「コピー」する

バンド内のギターは、決して一人で成立している訳ではありません。コード進行、ドラムスのグルーヴやベースラインなどと融合することで、初めて「カッコいい」サウンドが確立されます。憧れのギタリストの演奏も、その他の楽器の演奏内容が全く異なっていたら、半分もカッコ良くならかった可能性も十分あるのです。ギター・ソロなどをコピーする際に、そのバックに流れているコード進行はもちろんのこと、ベース・パートやドラムスの刻むパターンなどもコピー(聞き取り)してみる。すると、憧れのソロがカッコよく聞こえる「理由」が見えてくる可能性が高まります。カッコよく聞こえる「システム」がわかれば、今度は独自に編み出したプレイも、どのようにバンドで応用すればカッコよくなるかが理解できるようになる。単に「コピーできた!」以上の収穫が得られるのです。

 

 

今は演奏に関する情報が多く入手でき、ちょっと大変になると安易に「盗める」時代となっています。でも、時には少し「苦労」して、敢えて周りに頼らず自分の耳で取り組んでみることも大切ではないでしょうか。慣れている人は別として、経験の少ない人にとっては大変かもしれません。でも「試行錯誤」を恐れない。「悩む」を嫌がらない。「うまくいかない」で諦めない。粘ってそれを乗り越えた時に得られる「音楽性」は、周りが簡単に「盗む」ことのできない表現豊かなものとなることは確実だと思います。

 

 

このテーマに関する質問や疑問などあれば、ITANI OFFICIAL WEBの「お問い合わせ」よりお気軽にご一報ください。 

 

 

音楽性豊かなミュージシャンが増えれば、シーンは自然と盛り上がる。生徒さん達には、先陣を切って腕を上げてくれることを願っています。

 

 


ようやく・・・

今回の投稿は少し短めです。 

 

今年の春ごろにウェブサイトを完全リニューアルした際には、レッスンに関する情報などをより充実させた構成を目指しました。皆様の応援もあり、お陰さまでレッスンページは好評をいただいており、英語/独語向けのサイトも頻繁に閲覧されている様子で感謝です。 

 

そして、ようやく本日、動画紹介サイトも完成しました。取り組もうと思いながらはや数ヶ月・・・どれだけかかっとるんだ、という話ですが・・・ 

 

先ずは4本のビデオをUPしました。ギター初心者にも、演奏歴の長い方にも「なるほど!」と得るところのある内容としたつもりです。画質や音質は大したことがありませんが、中身で勝負・・・とか言いきっていいのか、オレ・・・?(汗) ぜひ一度ご覧ください!

 

http://itanimusic.com/lesson_details7.html 

  

 

ちなみに、今回の動画撮影では新兵器の「モデリング・アンプ」を全面的に投入してみました。これについてのリポートも近々UPする予定です。 

 

 

(「新兵器」とか言いながら、中古で購入しとるではないか・・・)

 

初心者の方でも、ベテランの方でもレッスン内容にご興味を持たれたらお気軽にご連絡ください。 

 

 

 

今月のライブは8/25です。 

 

2017年8月25日(金) 

ITANI - BALLS TO THE WALL LIVE!

大塚Live House Welcomeback

伊谷 希:Guitar 本庄 寛国:Guitar 仁村 茂:Bass 土屋 敏寛:Drums

 open1830 start19:00

2ステージ・ワンマン・ライブ、入替無し)

charge:¥3.000(+table charge500 & order

お問合せ・ご予約はWelcomebackまで。TEL03-5957-5141  

http://www.welcomeback.jp/

 

アルバム「The Journey」「Between Shadow & Light」「Station To Station」より、楽曲の変化や進化を時系列でお楽しみいただけるステージを予定しています。ぜひお越しください! 


役者もギタリストも(レッスンのあれやこれやシリーズ)

 

最近、複数人の生徒さんやその他の方々から「演奏中の力み」についての質問や感想が相次いだので、良い機会かもしれないと思い少し記しておきます。

 

 

 

「学べば学ぶほど、力を抜く大切さがわかってきた」「力を抜いたりフォーム(の改善)だったり、悪癖を解消するのは至難の業」「回りまわって、力を入れずに演奏することがいかに重要かを理解し始めている」

 

ギター歴10年から30年(またはそれ以上)の生徒さんたちがこのように述べるのは、ギターという楽器を独学で始めるケースが圧倒的に多いからだと思われます。いわゆるポピュラーミュージックの分野では、比較的シンプルな演奏なら初心者や未経験者も気軽に始められるというメリットがギターにはあります。そのため、基礎的なトレーニングの方法を習得しないまま続けている人も少なくなく、一定の演奏レベルからは「壁」を感じて苦労する人も少なくないようです。特に、演奏経験を積むことで様々なジャンルにも興味を持つようになると、「上達」という進路の前に「基礎の不足」という「壁」がまるで要塞のように立ちはだかると感じる人もいます(←筆者の若い頃の実体験)。

 

近年はネット上の情報などにより、コードやスケールなど理論的な知識は以前よりも安易に入手できるようになってきました(それでも順序立てて説明が行なわれていないと、理解に苦しむ人も多いようですが)。しかし、演奏中の「力」についての情報はそれほど多く紹介されていない、または紹介されていてもわかりづらいものが多いような気もします。その理由としては、

 

  • 「演奏中の力」のコントロールについては、言葉だけで説明するのは至難の業である

     

  • 動画や画像では、演奏中のどの部位や筋肉に力が入っているかなどが把握しづらい

     

  • 演奏者によって「力が入っている」ポイントが異なっており、しかも本人が認識していない部位が力んでいることも少なくないので、一般論での説明が困難である

     

  • 実際に講師と向き合いながら「ビフォー/アフター」の効果を体験しないと実感が湧かない場合が多い

 

などが挙げられます。

 

ギターに限ったことではありませんが、ある一定のレベルを超える演奏技術は、まるで精密機械の操作やトップ・アスリートのパフォーマンスのようなコントロール性が必要となってきます。例えば、多少メンテナンスを怠っている車でも、近所のスーパーまで買い物に出向くぐらいなら問題なく走ることが出来るでしょう。でも時速280300kmでサーキットを飛ばしているレーシングカーは、少しでも調整が疎かにされていると、最悪の場合はスピンオフしてクラッシュとなりかねません。アスリートも、ただ力任せに勝負しても成績は出せず、いかに効率的に肉体をコントロールするかが勝負となります。ギター・プレイも、突き詰めていけば同じことなのではないかと考えています。

 

思い返せば、僕自身も20代の頃は力任せにギターを弾いていたように覚えています。そのためか、ステージが終わるとヘトヘトでした(苦笑)。自慢ではありませんが、今では当時と比較して、数分の一の力でより長く、より多く、より力強く演奏できるようになってきた感はあります。でないと、この歳ではやってられんというのもありますが・・・(汗)

 

演奏中の力を最大限コントロールできるコツを身に付ければ、年齢と共に演奏能力も老いていくなどという問題も生じません。いわば、70代・80代の合気道の達人がいるのと同じではないでしょうか。

 

役者さんの世界では「還暦を過ぎてからが本物の役者になれる年齢」などと言われているそうです。ギタリストも同じかもしれません。音楽理論などの「理屈」にとどまらず、楽器のコントロールについても「あの人、60代になってから更に凄みを増したね」などと言われたいものですね。 

 

さて、自分はどうなるのでしょう・・・(←まだ還暦前ですよ〜、念のため!)。これからも生徒さん達と一緒に頑張っていきたいものです。

 

 

頑張りついでに、ライブの告知です(←メチャメチャな繋げ方)

 

2017年7月14日(金) 

ITANI - 「V DAY
Plays songs of Wishbone Ash、Michael Schenker and much more!
伊谷 希:Guitar 本庄 寛国:Guitar 仁村 茂:Bass 土屋 敏寛:Drums
 open:18:30 start:19:00(2ステージ・ワンマン・ライブ、入替無し)
 charge:¥3.000(+table charge¥500 & order)
 お問合せ・ご予約はWelcomebackまで。TEL:03-5957-5141  

 

本文でも述べた、ウィシュボーン・アッシュや元スコーピオンズのマイケル・シェンカーの楽曲などを数多くお届けする、一度限りのスペシャル・ステージです。お見逃しなく!  

 


新たな発見や驚きと一生の充実感

 

今年の3月にウェブサイトを完全リニューアルして3ヶ月。伊谷のレッスンをご紹介しているページの「いいね」のカウントが3桁をマークしました。Facebook経由でページを応援してくださっている方々、そしてTwitter経由で同ページを拡散してくださっている方々、ありがとうございます。

 

大した数字ではないかもしれませんし、またこれで何かが大きく変わる訳でもないと思います(笑)。でも、特定のスクール施設や企業などのバックアップを全く持たない、いわば「孤軍奮闘」のプライベート・レッスンにも拘らず、短期間でこれほどの賛同や共感をいただけたことは予想以上で、本当に嬉しく思っています。

(・・・英文・独文のレッスン・ページは、もう少し頑張らんといかん・・・汗) 

 

今の時代、ギターレッスンやギタースクールなるものは数多く存在しています。その中でも、大手検索サイトなどで自身のウェブサイトを効果的に上位に送り込む「裏ワザ」などを持たない個人としては、そもそも提供しているレッスンの詳細情報を広めていくこと自体が最初のハードルとなります。皆様からの共感をいただくことにより、このレッスン・ページが少しでも多くの方々の目に留まることに繋がれば幸いです。

 

世の中では様々な形態、価値観やポリシーの下でレッスンというものが行なわれている中で、伊谷のレッスンを受講している多くの方々は継続年数が5年〜10年と長く、中には18年以上という「猛者」もいます。少なくとも、自分の信じているカリキュラムの構築は間違っていないのではと感じる所以です。

 

一緒に練習・研究することで、ギターを単に「弾ける」だけに止まらず「こんなにも奥が深いのか!」「これほど可能性があるの!?」「このような次元で演奏できるとは夢にも思っていなかった!」という新たな発見や驚きがあり、そして何よりも習得した演奏スキルをもって、受講者の方々が一生の充実感を得ることができれば本望です。

 

改めて、皆様のサポートに心から感謝申し上げます。そして、これからの応援もよろしくお願い致します。

 

 

しかし、俺は何のコードを弾いておるのだ・・・?(←わかってるくせに〜)

 

http://itanimusic.com/itani_lesson_japanese.html

 

http://itanimusic.com/itani_lesson_english.html

 

  

 

ライブの期日が迫ってきました。お越しをお待ちしております。

 

2017年7月14日(金) 

ITANI - 「V DAY
Plays songs of Wishbone Ash、Michael Schenker and much more!
伊谷 希:Guitar 本庄 寛国:Guitar 仁村 茂:Bass 土屋 敏寛:Drums
open:18:30 start:19:00(2ステージ・ワンマン・ライブ、入替無し)
charge:¥3.000(+table charge¥500 & order)
お問合せ・ご予約はWelcomebackまで。TEL:03-5957-5141  

 

本文でも述べた、ウィシュボーン・アッシュや元スコーピオンズのマイケル・シェンカーの楽曲などを数多くお届けする、一度限りのスペシャル・ステージです。お見逃しなく! 

 

 


嫌いだから弾かないのか、弾けないから嫌いなのか

 

 珍しく、2回連続でレッスンネタの投稿となりますが、ご興味のある方はご一読ください。

 

以前、プロ志向の若者たちが通う音楽スクールで、ある生徒と交わした会話を良く覚えています。入学1年目でいわゆるJ-Rock系だったその生徒は「このスクールでは色々なジャンルを学べますけれど、僕にはジャズとかブルースとか必要ないと思うんですよね。弾きたくもないし。」と僕に相談してきました。僕はその生徒に「好きではないジャンルがあるのは全然構わないと思うよ。でも一つだけ教えてくれる?もし僕が君に『全く練習することも、一切の努力や苦労をすることもなく、この場でジャズやブルースを一人前に弾けるコツ、即時にこなせてしまえる技を伝授してあげる』と言ったら、僕に5万円払ってくれる?」と冗談めかして聞いたところ、生徒は「そんなワザがあるのなら、50万でも払いますよ!」と真顔で即答してきました(笑)。つまり、この生徒は「弾きたくない」のではなく「地道な努力や苦労を積み重ねるぐらいなら弾けなくても構わない」が本音だったのでしょう。「努力したくない」と思われるのが嫌で本心を語らなかったのかもしれません。でも僕は、本人が自らの「本音」を自覚していなかった部分が大きいのではないかと考えています。

 

殆どの人の場合、自分が慣れ親しんでいる音楽の演奏が最もイメージしやすいものです。そのため、多くのプレイヤーは楽器の初歩的な演奏技術をある程度マスターした後は、聴いて育ってきた音楽ジャンルは比較的容易に再現できるようになります。逆に、全く聴いてこなかった、馴染みの無い音楽ジャンルをこなせるようになるのはなかなか難しいものです。今まで人生で全く接点の無かったジャンルは、極端な場合「そもそも音楽に聞こえない」ということもあるかもしれません。

1985年に公開されたコメディ映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」では、主人公が50年代にタイムスリップして当時の若者にヴァン・ヘイレンを聴かせたところ、宇宙からの侵略音にしか聞こえず死ぬほど怯えるというシーンがありますが(笑)、この問題をよく表しているように思います。映画の例を挙げるまでもなく、例えばJ-Pops一筋だったギタリストに、急にフリージャズの演奏などを聞かせたら、恐らく「なんじゃこりゃ??」となることも予想されます。

 

つまり、特定のジャンルに馴染んでいない場合、そもそも「好き」「嫌い」の判断は困難で、そのような場合「嫌い」は「馴染みのサウンドやプレイスタイルではないので良くわからない」と同意語の場合もあると考えられます。

 

様々な音楽のジャンルはいわば「異国語」であると解釈できます。フランス語でどんなに美しい詩が記されてあっても、フランス語を解せなかったら「訳が分からん」となってしまいます。どれほど情熱的な台詞をイタリア語で語られても、その言語が理解できなければ「つまらん・・」となるでしょう。でもそれは、その台詞がつまらないのではなく、ただその言語が解せないので「わからない」だけなのです。

 

話を音楽に戻すと、日常生活において我々は実に多様なサウンドやジャンルを耳にしています。例え「ジャズなど全く通ってこなかった」という人も、喫茶店などの店内BGMとしてジャズやラテンを聴いた経験があることでしょう。居酒屋でブルースが流れていることもあります(←実体験です)。TVやネットのCMでも、ロックやポップスだけではなくジャズ、フュージョン、ファンク、ハードロックとあらゆる音楽が使われています。今の時代、特定の音楽を「全く聴かない」生活をするほうが困難とさえ言えるのではないでしょうか。

 

そのせいか、今では「ジャズなんて知らないし、弾く気にもならない」というような人の前でスイング・ジャズ・ナンバーを弾いてみると「お、いいですね!」と言われたり、「ジャズが全て。メタルなど全く聴かない」などという保守派(??)の人にロックのリフを弾いて聴かせると「カッコいいな〜」とコメントされたりすることも多々あります。皆、無意識のうちにあらゆるサウンドを耳に馴染ませて「マルチリンガル」となっていることが伺われます。

 

唯一、新たなジャンルを自らこなせるようになるためには、前述の通り地道な努力を必要とします。でも「弾けないから嫌い」を「嫌いだから弾かない」にすり替えてしまうと、余りにももったいない気がします。なぜなら「嫌い」「弾きたくない」と自分で言っているスタイルを他のギタリストがこなせているのを一度でも「カッコいい」と感じたら、自分の中にも同じ感性やセンスが存在するに違いないからです。後は、正しい練習法と持続力さえあれば、自分も同じ「カッコいい」になれる訳です。一つのジャンルで認められるより、複数のジャンルで尊敬される方がよりカッコいいのではないでしょうか(笑)。

 

ジャズ系のジャムセッションで周りを唸らせた後で「普段はメタル系なので〜」とか、ロックのセッションで思い切りかました後で「いつもはジャズしかやってませんけど」とか・・・嫌味なヤツですね(笑)。でも嫌味なほどカッコいいギタリスト、目指す価値はあるのではないかと思っています。

 

皆で集まって、一晩のセッションであらゆるジャンルを網羅しながら盛り上がることが出来れば最高かもしれませんね。 

 
 
以下、ロックにマルチリンガルな隠し味が満載のライブのご案内です(←わかりづらい・・・) 
 

2017年7月14日(金) 

ITANI - 「V DAY
Plays songs of Wishbone Ash、Michael Schenker and much more!
伊谷 希:Guitar 本庄 寛国:Guitar 仁村 茂:Bass 土屋 敏寛:Drums
open:18:30 start:19:00(2ステージ・ワンマン・ライブ、入替無し)
charge:¥3.000(+table charge¥500 & order)
お問合せ・ご予約はWelcomebackまで。TEL:03-5957-5141  

 

本文でも述べた、ウィシュボーン・アッシュや元スコーピオンズのマイケル・シェンカーの楽曲などを数多くお届けする、一度限りのスペシャル・ステージです。お見逃しなく!


「知りません」「弾けません」では寂しい

今回は「レッスンのあれやこれや」です。 
 
 
最近は社会人の生徒さんが多くなってきている僕のレッスンですが、その中には直接的または間接的に楽器演奏のスキルで生計を立てている受講者の方もいます。

 

既に音楽を生業としているにも拘らず受講を決意する人には、自身のスキルにまだ何か足りないという自覚があることは容易に想像できます。ところが、長年に亘り独自のやり方で楽器演奏に取り組んできた場合、実際にレッスンが始まってみると色々と戸惑いを感じるという人も少なくありません。

 

戸惑いの理由としては、レッスンの内容によっては「自分はこんなに弾けなかったのか・・・?」と感じてしまうことが挙げられます。(音楽の)仕事に応用・貢献できる演奏スキルを有しているとの自負がある中で「こなせない・・!」と感じる内容に直面すると、受講者によっては多少なりともショックを受ける様子も見られます。たまには「すごろくの振出しに戻ったようだ」とのコメントをいただくことも・・・本当は「振出し」ではないのですが、自分も過去に同様の経験をしたことが少なからずあるので、そう感じてしまう時の気持ちはよくわかります。

 

そもそも、上記のように感じてしまう背景には「自己評価の基準のズレ」があるのではないかと考えています。「仕事意識」を持って音楽に取り組んでいる人はもちろんのこと、そうではなくても経験豊富なミュージシャンは皆、基本的には自分の「得意分野」を前面に押し出して活動する傾向にあります。それは当然で、自身の苦手分野を推しても演奏は成立しないでしょう(笑)。

 

ところが、そのミュージシャンが何らかの理由で、日々の基礎練習や新たなスキルの研究などをあまり行なっていない場合、無意識のうちに自分の「得意分野」がイコール「自分の総合的な実力」であると捉える傾向が生まれてしまいます。しかし、それは飽くまでも「得意」分野の話であって、「苦手」な分野においての演奏レベルは得意分野のそれに及ばないこともしばしばあります。その苦手分野と向き合う機会が少ない(もしくはその機会を作れない)ミュージシャンは、頭では「足りないものがあるから受講しに来ている」と分かっていても、実際に「苦手」と向き合うと感情面で「こんなに大変?!」とショックを受けることもあるのだと思います。

 

このような受講者に対して、自分は「講師」ではなく「コーチ」といった感覚で接するようにしています。「先生が指導する」ではなく「コーチがサポートする」というスタンスです。その演奏家が自身の活動を拡大するうえで必要とするスキルを分析・把握し、そのスキルをマスターできるよう「トレーニング・プログラム」を構築する。何らかの形で楽器演奏を生業としている受講者にとっては「仕事能力の向上」です。例え「大変」と受け止められても、ウィークポイントの改善と長所の更なる強化とに向き合ってもらうようにするのが自分の役割だと考えています。

 

なぜならば、音楽の世界では「コーチ」も「受講者」も「同僚」だからです。2本のギターを前に「ちょっと一緒に弾きましょう」と声を掛け合った時、そこからはブルースであれ、ジャズのスタンダードであれ、ロックのリフであれ、ファンクのグルーヴであれ、「仕事」として楽器を弾いている以上は「知りません」や「弾けません」では寂しい。そして、周りの(一般の)聴き手から「さすがプロは、一度ギターを手にしたら何でもできちゃうんですね!」と言われてナンボの世界だと思うからです。

 

「先生から学ぶ」ではなく「同僚から盗む」ぐらいの姿勢で挑んでいる受講者のほうが、スキルアップがより速いだけではなく、より生き生きとトレーニングに打ち込んでいるように僕は感じています。

 

10年後や20年後にも、同僚や仲間として一緒に音を楽しめる世界を作っていければ最高ですね。

 

 

・・・というか、自分はそんな先まで身体が持つのか・・・?・・・う〜ん・・・(汗)

 

 レッスンについての詳細はこちら

 

 

さて、次回のライブまで1ヶ月を切りました。 

 

2017年7月14日(金) 

ITANI - 「V DAY
Plays songs of Wishbone Ash、Michael Schenker and much more!
伊谷 希:Guitar 本庄 寛国:Guitar 仁村 茂:Bass 土屋 敏寛:Drums
open:18:30 start:19:00(2ステージ・ワンマン・ライブ、入替無し)
charge:¥3.000(+table charge¥500 & order)
お問合せ・ご予約はWelcomebackまで。TEL:03-5957-5141  

 

本文でも述べた、ウィシュボーン・アッシュや元スコーピオンズのマイケル・シェンカーの楽曲などを数多くお届けする、一度限りのスペシャル・ステージです。お見逃しなく!


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PROFILE
ギタリスト・コンポーザー・音楽講師。

幼少よりよりドイツ在住。ミュージカル、ビッグバンド、ブルース、ハードロックからスイングジャズまでのサポートを務める傍ら、自己のバンド「ITANI」でヨーロッパ諸国にて活動。

1997年に帰国。「ITANI」を再結成する。今まで計3枚のアルバムをリリース。最新アルバム「Station To Station」は海外のプレスからも絶賛される。現在、AmazonやiTunes Storeにて好評発売中。

http://itanimusic.com/

LIVE SCHEDULE

2017年11月23日(木、祝日)
SHOOT THE DICE
西荻窪Terra

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