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「近道」と「抜け道」

 

先週より2020年のレッスンが始まり、既に毎日のように各スタジオを飛び回っています。

 

僕が担当している生徒さんたちには長続きする方が多くて継続10年以上はザラ、中には20年オーバーという「猛者」もいます。これをたまに他のギター講師などに話すと「コイツ、話を盛ってんじゃねーか?」と疑いの目を向けられることもあるのですが・・・(←ひょっとして普段の行ないに原因が・・?)。

 

でも生徒さんたちの受講期間が長いのは、受講する皆さんが演奏スキルの向上における「近道」と「抜け道」の違いを理解しているからではないかと考えています。

 

近道と抜け道。あまり変わらないように見えて、演奏の上達においては天と地ほどの違いがあります。

 

楽器演奏のスキルアップに練習が必要であることは、改めて述べるまでもないことだと思います。一切の練習も努力もすることなく、初めてギターを手にした瞬間から一流ギタリストのように弾けてしまった・・という話は聞いたことがありません(そんなことがあれば大枚を叩いてでもその術を知りたい、笑)。

 

しかしクラシック音楽の世界とは異なり、ロックの分野では全くの独学で楽器を始める人も少なくないため、目指す目標への最適の練習方法が自身で判断できないことが多々あります。今は動画サイトなどで情報は色々と入手できるのですが、それが自らの練習や上達にどれほど役立つのかはなかなか把握しづらいのではないでしょうか。

 

これはいわば「上達」という山脈に登るようなもので、道中にあらゆる方向に向けての道標があるとイメージしてみてください。この道標の数々ですが、到達したい頂上(目指す音楽やプレイスタイル)、登る人の身体能力(手の大きさ、指の長さ等々)、登山経験(ギター歴や有する知識)などで、登るべき道が大きく異なってきます。自分に合わない道や間違った頂上(目標)への道標などを選んでしまい、目標到達までに無駄な時間やエネルギーを費やしてしまわぬように、最適な「近道」を示すことが的確なレッスンの大きな意義でもあるのです。 

 

尤も、登るにあたって「抜け道」はありません。ドラえもんの「どこでもドア」のような、登る努力を省いていきなり頂上に到達するような裏ワザは、プロ・アマ問わずに存在しないのが現実です(本当にそんな抜け道があれば、プロが真っ先に利用しています、絶対に)。

 

ではどうして、いつの時代にも「抜け道」を求めるミュージシャンがいるのでしょうか。たぶん、ベテラン・ミュージシャンたちの演奏を観ていると、あまりにも苦もなく軽々と弾けているように見えるため、「この人たちは練習などで苦労したことが無いに違いない」と勘違いしてしまうからではないでしょうか。でも実際には、多大な努力と持続力で練習や研究を続けてきたからこそ、聴き手には「軽々」と演奏できているように映るのです。

 

本記事の冒頭で、自分が担当する生徒さんの多くが長期受講していることを記しました。的確なレッスンが生徒さんたちに「近道」を提示できるなら、なぜこのギタリストたちはここまで継続して学んでいるのか?

 

それは、生徒さんたちが自らのスキルアップに伴い、新たな頂上(目標)を見つけていくからです。例えば「せめてロックギターだけで良いからベテランのレベルで弾けるようになりたい」という目標で受講を始めた生徒さんが、効率よく頂上に達することを習得していくことで、「同じように頑張れば、他のジャンルやプレイスタイルでもベテランになれるはずだ!」ということがわかってくる。そのため、受講を始める前には「自分には無理だろう」と考えていた分野にもチャレンジし始める(そしてマスターしていく)のです。

 

楽器演奏の素晴らしく、同時にシビアでもあるところは、実力にプロもアマもないという事実です。楽器演奏で収入を得ているプロでも、練習不足や研究不足でどんどん腕が落ちていく人もいる。反面、正しい練習法を身につけて地道に粘り続けたことで、プロも驚く演奏レベルに達しているアマチュアの方もおられます。

 

「抜け道は無い」でも「練習と努力は決して裏切らない」 

 

これを信じて今年も頑張り生徒さんたちを、自分も引き続き全力でサポートしていきます。 

 

このテーマに関してのご質問やお問い合わせはこちらからお願いいたします。

 

 

 

今後のスケジュールです: 

2020年1月19日(日)

SHOOT THE DICE

千葉・稲毛APOLLO

Jun Saito:Drums 伊谷 希:Guitar 野々口毅:Bass

start:18:30

charge:¥3.000+オーダー

ご予約・お問い合わせはAPOLLOまたはITANI OFFICIAL WEBよりお願いいたします。

STDとしては初めて出演する会場です。全力でプレイしますのでぜひいらしてください!

 

2020年2月6日(木)

SHOOT THE DICE

大塚Live House Welcomeback

Jun Saito:Drums 伊谷 希:Guitar 野々口毅:Bass

open:18:30 start:19:00

charge:¥3.000(予約) ¥3.300(当日)+オーダー(この日はテーブルチャージはありません)

学生割引価格は¥1.600(+オーダー)

ご予約・お問い合わせはWelcomebackまたはITANI OFFICIAL WEBよりお願いいたします。

東京における、自分のホームグラウンドでの出演です。熱い演奏をお届けいたします! 

 

2020年2月7日(金)

初心者からのJazz・Funk Session
西荻窪COCOPALM

 

セッションホスト:野々口毅(B)、伊谷希(G)
20:00〜23:00
charge:¥1.800+2オーダー

ご予約・お問い合わせはCOCOPALMまでお願いいたします

 

2020年2月8日(土)

船橋市 第2回塚田公民館 ギター講座・初日(船橋市民限定)


講師:伊谷 希
お問い合わせはこちらから

 

 

皆様のお越しをお待ちしております!


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PROFILE
ギタリスト・コンポーザー・音楽講師。

幼少よりよりドイツ在住。ミュージカル、ビッグバンド、ブルース、ハードロックからスイングジャズまでのサポートを務める傍ら、自己のバンド「ITANI」でヨーロッパ諸国にて活動。

1997年に帰国。「ITANI」を再結成する。今まで計3枚のアルバムをリリース。最新アルバム「Station To Station」は海外のプレスからも絶賛される。現在、AmazonやiTunes Storeにて好評発売中。

http://itanimusic.com/

LIVE SCHEDULE

2020年6月24日(水)
SHOOT THE DICE
大塚Live House Welcomeback
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