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せっかくのええ話が・・

 

相変わらず自宅にこもって作業を行なう日々が続いています。せっかくなので新たな楽曲、コンセプト、新たなレッスンのコンテンツなどを色々と構築していくためにも良い機会ではないかと捉えて、ちまちまと整備や準備を進めています。

 

僕は元々、80年代ごろからギターレッスンのために色々な課題曲を作成してきました。練習用とはいえ、用意したマイナスワンの音源に合わせて演奏すれば、人前で演奏できるようなアレンジが施された楽曲がほとんどです。それぞれの曲には必ず取り組むべき課題があり、「モード」と呼ばれるスケール(音階)の応用、コードワークの習得、または特定のプレイスタイルのマスターなど、ピンポイントのテーマが盛り込まれています。ただ、曲の多くには「Dorian Mode Song」とか「16 Beat Minor Blues」など「そのままやないかっ!」とツッコミが入りそうな、全くひねりのないタイトルが付いているのですが・・・(汗)

 

以前に、プロ志向の若者が数多く入学するスクールで教えていた時のことですが、志は高くてもバンド経験が乏しいギタリストの多くが(中には学園祭のステージが唯一のバンド経験という人も)、経験不足から往々にして自分のみに集中してしまい周りの音やリスナーを度外視するという傾向がありました。そこで「周りの演奏をよく聴きながらプレイする」「自分の思い込みだけでなく、人に伝わるプレイを心がける」といった目標の課題曲をいくつか作成したことがありました。その中に「One For All」という曲があります。

 

「One For All, All For One(一人が皆のために、皆が一人のために)」は世界で良く使われるチームワークのスローガンですが、僕は「One For All」つまり「一人が皆のために」の気持ちがあれば、それが必然的に「皆が一人のために」にもつながるのではないかと考えています。一人一人が共演者のことを考えてプレイすれば、結果として皆が皆に貢献する演奏が生まれる。そのような思いからこのタイトルを付けました(←珍しくまともな発想の課題曲名)。

 

それから何年か経ったある時、元生徒さんの一人から突然「結婚することになったが、披露宴で流す曲を1曲提供してもらえないか」との依頼を受けました。光栄な話だったのですが、どのような曲を・・・と悩んだときに思い付いたのがこの「One For All」。これから家族となっていく一人一人が皆のため、お互いのためを思って生活していけば幸せな家庭が築けるのでは、という思いからこの曲を改めてアレンジし直してプレゼントすることにしました。結果、披露宴では喜ばれたそうでひと安心でした。

 

それからまた時が経ち、現在の社会を見ると、演奏も人生もあまり変わりがないのではと感じます。人は大変な状況下において、自分の身ばかりを案じて周りが見えなくなる傾向があることも。そのような時にこそ「皆」のことを考えて行動したり発言したりすることで、結果として皆が救われていくのかもしれません。社会全体が苦しい中では決して簡単なことではありませんが、日々そのような気持ちを心がけて生活していこうと考えています。

 

「One For All」、再度リアレンジして初めて自分でも弾いてみました。普段のえぐいプレイ(←自分で言うな)とは全く異なる爽やか系ですが(←本当か?・・汗)、このような状況下で少し皆様の気晴らしにでもなれば幸いです。良かったら一度ご覧ください。 

 

 

ちなみに、現在の引きこもり状態の中、自宅の機材を一部リニューアルしたことでようやくこのような動画撮影が可能となりました(←遅いねん)。

 

・・・要は、新しいセッティングを試してみたかったというのもあったので・・・

ヘ(..、ヘ)☆\(゚ロ゚ )セッカクノエエハナシガダイナシニ...
 

 


皆様も引き続き安全にお過ごしください。 


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PROFILE
ギタリスト・コンポーザー・音楽講師。

幼少よりよりドイツ在住。ミュージカル、ビッグバンド、ブルース、ハードロックからスイングジャズまでのサポートを務める傍ら、自己のバンド「ITANI」でヨーロッパ諸国にて活動。

1997年に帰国。「ITANI」を再結成する。今まで計3枚のアルバムをリリース。最新アルバム「Station To Station」は海外のプレスからも絶賛される。現在、AmazonやiTunes Storeにて好評発売中。

http://itanimusic.com/

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2020年6月24日(水)
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