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ラジオ・パーソナリティのように・・・

 

2020年5月1日現在、緊急事態宣言が新たに1ヶ月ほど延長されるというニュースが流れました。う〜ん・・これではライブはおろか、音楽スタジオでのレッスンや公民館における講座なども5月中はどうなるのか・・・

 

とはいえ、悩んでも状況は改善しないので、取り敢えずはできることに前向きかつ徹底して取り組んでいます。その一つが、今までタッチしてこなかった「オンライン・レッスン」。 

 

先日のレッスンで。画面上部の自分が、まるで地方局のラジオ・パーソナリティのようでちょっと・・・(汗)

 

現在の状況下においては多くのスクールや同業者などが取り組んでおり、中には「オンラインこそが音楽レッスンの未来だ」などと称する人もおられるようです。

 

本当にオンライン・レッスンは、スタジオで行う従来の「対面」レッスンにとって代われるものなのか?漠然としたイメージではわかりづらいので、実際に行なってみた経験から比較してみたいと思います。教える側にも、学ぶ側にも少しでも参考となれば幸いです。

 

スタジオ等に生徒さんと一緒に入って行なう従来の「対面レッスンと」「オンライン・レッスン」を直接比較した表です。至極当たり前なことも含めて記しました。

 

取り敢えず思いつくままにリストアップしたので、今後はまた新たな項目も加わるかと思いますが・・・このように改めて比較してみて感じるのは

 

*レッスン内容の充実性や学習効果では対面レッスンのメリットが目立つ

*利便性やコストの点ではオンライン・レッスンのほうが魅力的となる

 

とても大まかにまとめると、この2点に集約されるのではないでしょうか。在宅で受講できる利便性などのメリットは言うまでもないことですが、注目したいのが項目「1.」「2.」と「3.」です。楽器の音はデジタルな圧縮やロスが増すほどに本来の音からかけ離れたものとなっていき、いわゆる「似て非なるもの」となってしまいます。生徒さんが単なる指の動きや理論的な情報を必要としているだけではなく、生演奏における臨場感(ダイナミクスや細かな音色のコントロール)、他人とのインタープレイのコツ、または演奏の説得力などいわゆる「本物の音」を体感して習得したいならば、今のところ対面レッスンはやはり不可欠ではないかと考えます。

 

但し、将来に向けて今より遥かに高速で大容量の通信インフラが一般家庭でも常識となり、生演奏とネット上でのプレイの違いが全く分からないような時代がやってくれば状況は一変するかもしれません。また、ポピュラーミュージックにおける多くの分野では、既に現時点でもライブ演奏中にイヤーモニター(いわゆるイヤモニ)の装着で演奏することが常識となりつつあります。イヤモニを利用する時点で、ステージでの生演奏も既に「生音」ではなくなっているので(そもそも電気信号を使うエレクトリックギターがどこまで「生」であるかはさておき)、年配のミュージシャンの持っている「生の音」の概念は覆されていく可能性も否定はできません。そうなった場合、ネットインフラの更なる進化によりオンライン・レッスンの魅力が増す可能性も高くなるのではと思います。

 

尤も、講師と受講者双方の通信インフラ体制が向上しない限りは表の「1.」〜「3.」の問題はなかなか解決しないので、現時点で「オンライン・レッスンこそ主流となる」と主張される方は、飽くまでも未来のインフラを前提として発言されているか、またはレッスン内容の充実性よりスクール・ビジネスとしての効率性を重視されているのではないかと解釈しています。

 

もちろん、現在のコロナ感染症による制限下においてオンライン・レッスンが講師と受講生にとって役に立つツールであることに疑いの余地はありません。

 

それでも・・

 

やはり事態が早く収束して対面レッスンにまた戻れることで、より充実したレッスンを提供できるように個人的には願っています。また一緒に音を出して、楽器を通じて一体となる感覚を味わいながらスキルアップしてもらいたいですね。

 

もちろん、それまではオンラインであらゆる質問やご相談をお受けしていますので、いつでもお気軽にご連絡ください。それなりの設備は整えましたので!(←今さらかい、笑) 

 

 

皆様、引き続き安全にお過ごしください。Stay Safe!

 

 

周りへの思いやりを忘れずにこの危機と向き合っている方々への、僕なりの応援ソングです(←インストだとわかりづらいんだよな〜)

 

One For All

 

 

 

 

 

 

 


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PROFILE
ギタリスト・コンポーザー・音楽講師。

幼少よりよりドイツ在住。ミュージカル、ビッグバンド、ブルース、ハードロックからスイングジャズまでのサポートを務める傍ら、自己のバンド「ITANI」でヨーロッパ諸国にて活動。

1997年に帰国。「ITANI」を再結成する。今まで計3枚のアルバムをリリース。最新アルバム「Station To Station」は海外のプレスからも絶賛される。現在、AmazonやiTunes Storeにて好評発売中。

http://itanimusic.com/

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2020年6月24日(水)
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