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精進料理とパンとワイン(10月29日ライブ後記)

 

STD、完走。 

 

10月29日のShoot The Diceラストライブ、多くのお客様にお越しいただき、いつも以上に盛り上がって終了いたしました。最後まで応援し続けてくださった皆様、そしてずっとサポートしてくださった大塚Welcomebackスタッフに心より感謝申し上げます。 

 

約5年前の結成時には「集客や人気云々ではなく、先ずは演奏者がやりたいことに全力で取り組む」という、ある意味ではプロらしからぬモットーで始まったこのバンド。当時、ドラムスのJun Saito氏が発した一言「とにかく音楽を磨くこと。そうすれば結果は必ず付いてくる」に押されて約5年、損得を一切考えずにひたすら音楽を極めることだけに集中してきました。おかげさまでリピートしてくださるお客様もどんどん増えて、こんなマニアックな(?)バンドでもリスナーに支持されることを少しは証明できたのではと思っています。

 

結成当初より、STDは特殊でした。いわば、まるで神とキリストを信じるカトリックの神父と、仏と輪廻を信じる仏教寺の僧侶が力を合わせて新しい施設を作るかの如く、全く異なる音楽と演奏のスタイル、哲学、価値観と信念を持った3人が、リーダー不在の形で独自のサウンドを目標に立ち上げたバンドです。

 

「施設の鐘は教会風?お寺風?」「食事は精進料理?パンとワイン?」「読むのは聖書?お経?」まるでこのような試行錯誤から始まったSTD。「精進料理とワインの組み合わせで試すか?」「お経と聖書の内容をどう融合する?」に近い、普通なら考えられないようなトライアルに取り組んだ一番の理由は「一度原点に戻り、ビジネスを抜きに純粋に音楽を追求したい」という思いと「ミュージシャンそして人としてもこれほど素晴らしいメンバーと、ぜひ何か新しいことに挑戦したい」という気持ちを全員が少なからず持っていからではないかと、個人的には解釈しています。

 

少なくとも自分自身は、この5年間でかけがえの無い貴重な経験をさせてもらいました。年齢とともにどんどんと「仕事化」していきかねない活動の中で、音楽を「追求する」「磨く」「極める」といったアーティストの本質と向き合わせてくれたこのバンド、いやバンドメンバーのJun Saito氏と野々口毅氏に心から感謝です。またいつか、別の形で共演できることを今から心待ちにしています。

 

自分はこれから、次の目標への準備のためしばらくは水面下で準備を行なうこととなります。皆様の前に戻ってくるまでは少し時間がかかるかもしれませんが、また必ず面白く、楽しく、スリリングなサウンドを引っさげてきます。今後も応援よろしくお願いいたします。

 

そしてもう一度: 5年間のサポート、本当に本当にありがとうございました!また皆様とお会いできることを今から楽しみにしています! 

 


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PROFILE
ギタリスト・コンポーザー・音楽講師。

幼少よりよりドイツ在住。ミュージカル、ビッグバンド、ブルース、ハードロックからスイングジャズまでのサポートを務める傍ら、自己のバンド「ITANI」でヨーロッパ諸国にて活動。

1997年に帰国。「ITANI」を再結成する。今まで計3枚のアルバムをリリース。最新アルバム「Station To Station」は海外のプレスからも絶賛される。現在、AmazonやiTunes Storeにて好評発売中。

http://itanimusic.com/

LIVE SCHEDULE

2020年6月24日(水)
SHOOT THE DICE
大塚Live House Welcomeback
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